火曜日, 3月 07, 2006

ソフィーの選択でのメリルストリープ

”ソフィーの選択”という映画があって1983年だからもう20年以上昔の映画だ。
戦争の中で仕方なかったとはいえ、自分のしたことに苦しむ主人公を
メリルストリープが演じている。

今日、咳をしながら寝てばかりいると、ついつい過去の嫌な
出来事を思い出してしまい。

そこから連想して、この映画は主人公が過去の呪縛から
逃れられないということでつい思い出した。

映画のテーマの重さや、戦争の悲惨さ、色々なものをこの映画は
抱えていて、見た人はそれぞれの感想を持つでしょうが、
僕にとってはともかくメリルストリープが素晴らしかったと
いうことがなにより強く心に残った映画でした。

死ぬほど悩む美女の魅力は不健全で強力で、
この映画の中のメリルストリープは自分自身がここに
今も生きていてはいけないのではないかという気持ちを
抱えながら、生きているから、素晴らしく繊細で感受性が
強く見えたのだと思う。

現実世界にも、壊れた男や、壊れた女の方が好きだと
言う人いますねえ。自分はそういった趣向は映画や
本だけにしたいとは 思ってはいます。

そういえば、昔、友人のおばあちゃんにあって、後からきいたら
そのおばあちゃんは戦後中国だか朝鮮から引き返してくるとき
たくさんいる子供を全員生きて連れて帰るのは無理と判断して
病気の子供を船から海に捨てたんだそうです。

そのおばあちゃんはなんともいえない良い表情をしていて
強くて健全そうで、そういうものこそ見習うべきかもしれない。

それにしても咳がとまらん。ゴホゴホゴホンゴホン、ハーハー。

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