日曜日, 6月 18, 2006

授業参観で泣いたこと

自分の特に最近の情緒不安定も原因している
ことなので、少々恥ずかしいことだが、子供の
授業参観にいって、思わず涙がでてしまった。

上の子の教室に、行くと、教室の横に各生徒の
自己紹介と自己PRがそれぞれ一枚の紙になっていた。

自分の娘の紙を見つけて、読んでいくと。
理科が好きなこと、さくらんぼが好きなことが
書いてあった。

「私の宝物」というところで「かぞく」

とだけ書いてあった。

子供達のまえでよく深刻な夫婦喧嘩をしていることや、
自分があまり良い父親でないのに
そう書いている娘のことを思うと、急に涙がこみ上げてきて
とめられなかった。

それを隠して、トイレいって顔洗ったりしていた。

それから、また昔のことを思い出した。

娘達が通っている小学校は、自分が昔、小学校5年の
1学期まで通っていた小学校で、今から35年くらい前だろうか
私の父が算数の授業の参観にきてくれた。

たしか僕はそのとき3年生だったのだと思う。

父の前でよいところを見せたい気持ちもあり、
実際、自分がそこそこ算数ができたこともあり、
その授業で、先生が出した問題を自分だけが解く
ことができた。それを父はとても喜んで褒めてくれた。

自分が9歳まではいつも父が僕の唯一の擁護者で理解者で支援者だった。
そして父が急に交通事故で4月になくなった。僕が4年生になった日だ。

家族で男は僕だけになったし、ともかく泣いてはいけないと我慢していた。
そしてその年の夏、毎年父に連れていってもらった市民プールに
一人でいって、プールに飛び込んだとき、今まで溜めていた
涙が一気に噴出してくるように泣いた。プールの中だと泣いても
わからない。

そんな少年だった自分が今は、こんなに涙もろくなっている。
情けない男で、仕事も失敗だらけで、しょっちゅう挫けそうに
なりながら、なんとかやっている。

あの父に褒めてもらえるほどの人生をとてもつかめていない。

それでもあの父がもしいたら、きっと今の僕でも受け入れて
褒めてくれるていただろう。

綺麗な夜空をゆっくり眺めたときのような、気持ちにさせてくれる
父だった。

今日は父の日、亡き父に褒められるような、生き方をしたい。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

どんな病気でも、それがあるというだけで情緒不安定になるけれど、内分泌関係で分泌過剰な病気ならば、過剰に分泌されるホルモンのせいで、鬱状態になりやすいですよ。
出来るだけ、ゆったりと構えて、気楽に、気楽に。

MASANさんは、幼い頃にお父様を亡くされたのですね。
きっとあの世で、あなたのことを誇りに思っているのではないかしら。
そう、褒めてくれていますよ。
今日は、胸にジーンと来るいいお話しを聞かせていただきました。

中村 真人 さんのコメント...

コメントありがとうございました。