金曜日, 9月 29, 2006

今週は4日

今週は月曜から仕事開始して、月、火、水、木 と会社いって、
今日 金曜日は休んだ。どこまでが体力回復のために
やっていい無理で、どこからが、単なる有害な無理なのが
よくわからないので、カンで決めている。

それで、自宅で寝ていると、体がぐったりしていても
テレビもつまらないし、やっぱり退屈。

そこに仕事の電話かかってくると、面倒なんだけど、
なんだか自分がまだ必要とされているような気に
なれてそれはウレシイ。

海外からの電話は携帯に非通知で表示されるから、
いつもちょっとどきどきする。重大な知らせが多いから。

今日の知らせも、ドキドキした。まだ結果がでてなくて
8時に知らせがくる。僕はなぜか日本にいて、外国語が
苦手な日本人なのに、外国の人と仕事で関係することが多い。

今回も。

水曜日, 9月 27, 2006

「午後の最後の芝生」の主人公について

村上春樹の短編集
「中国行きのスローボート」の中に
「午後の最後の芝生」という人気のある短編がある。

私もこの短編好きなのです。

なぜだか。

とても好きなガールフレンドに

「あなたが私を本当に必要としているとはどうしても思えないの」

と、たしかそんなようなことを言われて、別れてしまう主人公。

真面目に、きちんと生きようとして、それが芝生刈のアルバイトにも
反映されて、しっかりした仕事ぶりに、感謝されるのに、心は何か
空ろな主人公。

細かい描写が、主人公がどれだけ感受性豊かに自分の周囲を
捕らえているかを表現しているようにも感じさせる。

その主人公は夏休みを一緒に過ごすはずだった彼女を
失ってとても悲しいのに、その彼女に、キミが必要だとは
結局言わなかったまま別れて、仕方なしに最後の芝刈りの
バイトにでかける。

目の前にとても大切なものがあるのに、まるで大きな水槽越しに
それを眺めているように。

「やれやれ」(村上春樹がよく主人公にこのセリフをいわせていたような)

この短編小説を何故そんなに面白く感じるのか説明できないことが
ここまで書いてわかった。

月曜日, 9月 25, 2006

再度の社会復帰

今日から会社にでてきた。でも会社といっても、相棒のオーストラリア人が
日本にいないので、一人だ。家から駅まで2km位の道を歩いたら、もう汗と
めまいが激しくやっと、会社までたどり着いた。全身がワナワナしてる感じ。

思えば、8月の27日は子供とプール行って4時間も泳いで、バタフライも
散々泳いで、俺って本当に病人なんだろうかと不思議に思って、
翌日から手術のために入院、それは順調にいったようにみえて、
一旦退院してから敗血症ショック状態で緊急入院して、
それらの出来事をすごく長く感じていたけど、ほんの一ヶ月間も
たっていないのだった。

それにしても医療ってなんか怖い。

あのままほうっておいたら、20年後、30年後くらいには、
僕は調子悪くなってた かもしれないというようなものを改善するために、
手術うけて、 それで死にそうになっていたのでは、割が合わない。
(でもやっちまったことだが)

そして、その一ヶ月間で一気に体力落ちて、白髪も増えたようだ。

これって一ヶ月間で取り戻せるのだろうか?

何からためそう。仕事も何から手をつけていけばよいだろう。

今日は誕生日で43歳になった。あさから娘達が手作りのプレゼントをくれた。
一つはファインディングニモ、(6歳でもう縫い物ができて中に綿つめてあるらしい)
もう一つは クネクネ動く、蛇のおもちゃ。

やっぱり自分は、仕事も、身体も回復しないとなあ。

この全身のひどい脱力感、何もしたくないしできそうもないようなだるさ、
無理すると逆効果になりそうな。こういうときは少しずつあせらず
やっていくしかないのだろうか。

金曜日, 9月 22, 2006

疲労と退屈

色々あって体力も落ちているから、疲れやすいのもしょうがないのだろうけど、
一日家にいると、やっぱり退屈だった。

といって、家の周りをしばらく散歩しただけでも、汗がたくさんでてきたり
グッタリ疲れてきたりしてしまう。

何からやればいいんだろう。

木曜日, 9月 21, 2006

敗血症でまた入院していた

9月5日に手術から退院したのだけど、7日から急に熱があがり
8日から緊急入院して、本日21日退院できた。

敗血症のかなり重いものだったそうで、後から、病院の多くの方
(お医者さん達や、看護師さん達)に自分が死ぬところだったと
言われてぞっとした。

8日の夜は40度以上の熱が6時間も続いたり、血圧が60になったり
どっかの内臓が止まったり、3時間ごとに動脈から採血されたり、
酸素吸入やらなにやら、騒々しかったのに、自分が死ぬかもとは
考えもしなかった。後からきいて、そうかあれが死にそうという
ことなのかとわかった。(俺も間抜けだな)

9日は熱は下がったものの、全身が痛く、特に腰が痛く
じっとしていられない、起き上がることもできず、身体には
多くのチューブがついている。しょうがないから寝返りを
何回もうつのだけど、寝返りうつだけでも激痛で、どうしても
「いたたたたた」と声をだしてしまう。

何でこんなに苦しくつらくても、自分の身体も心も生きようと
しているのか不思議にすら感じられた。

不思議とまた自分が9歳のときに死んだ父のことばかり思い出し、
自分の上の娘が今9歳のことを思い出し、自分が父を9歳で
失ったときの気持ちを自分の子供に味合わせてはいけないと
感じて僕は生きようとしているのかと、自分の無意識の領域の
部分が感じられた。 無理な理由付けかもしれないけど、
そう考え、そう感じると、涙が音も声もなく真上を向いている
自分の目尻を伝って流れ続けた。恥ずかしいので
白い手ぬぐいを顔にかけていたけど、ちょっと縁起悪かった
かもしれない。

さてそれからは急速に回復したのだけど、状況が状況だったので
お医者さんも用心して僕を2週間入院させておいたくれたようだった。

そして僕は、これだけの経験をしながら、何の後遺症もなく
また日常にもどっていくのだろう。

ただ、頭にあの一番苦しかったときの震える現象の恐怖が残っている。
それに頭のぼんやりした感じも消えない。きっと脳細胞もたくさん死んだんだろ。

入院中はまたたくさんの方と話をした。入院患者、医者、看護師、
僕は自分が社交的な人間でもないくせに、多くの初対面の人と
たくさんの話をした。昨晩は囲碁のルールを教えてもらった。

今回は見舞いにも何人もきてくれた。 不思議なことに
すっかりご無沙汰している人が急に自宅に連絡くれて
僕の状態を知って急に見舞いにきてくれたりもした。

ただ、こうなってみると、自分が、家族や近い親族にどれだけ
世話になっているか、よくわかった。

自分はいつも色々なことに巻き込まれながら、何かに生かされている。
まるで、何かが僕にもっと好きな生き方をしろと教訓を与えようとしている
かのように。

爪先やら足の裏の皮が剥けて下からまだ薄いピンク色の皮がでてきた。
お医者さんにきくと、「死にかけたんだから、そのくらいのことはあるだろ」
とのこと。看護師さんは「これで一皮剥けるじゃないですか」

ああ自分が脱皮するくらいの変化を作り出したい。

水曜日, 9月 06, 2006

社会復帰 大袈裟か

8月28日からまた入院していて、昨日9月5日に退院した。
今までは検査ばかりだったが今回はきっちり手術を経験して
まだ切られたところが痛い。

まあ、これでよくなるんだろうけど、もともとあんまり悪い自覚症状も
ないので、なんだか妙な気分である。

それとしばらくまえから、知り合いの紹介でmixiに入会して
こちらのBLOGにくる回数がへってしまった。

今さらかもしれませんが、これよんだ人でmixi入りたい人いたら
連絡ください。僕の知っている人なら招待メールを送ります。
あったことない人でも、どうぞ。暖かいメールをくれる人は良い人
だろうということで判断させてもらいます。

ところで、本日またもやお馬鹿なことをしてしまった。
入院中はせいぜいシャワーだけだったので、
お風呂にゆっくりはいり(それもまだ良くなかったらしいが)
そのあと手術したほうを下向きに裸のままたたみに寝転がって
テレビをみていて、しばらくたってから、急におきあがったら、

「いてーー」

そうふさがりかけた手術あとがたたみに血だか滲出液とともに
くっついていきなりそれを動かしたから、傷口ちょっとひらいてしまい。
たたみに血がついて、手術あとからも血が滲んで、ちょっとパクパクしてる。

ああああああああ、なにやってるんだ俺は。

まあしょうがないか、でも家族にばれると怒られるから
必死で、畳の血を拭いたのであります。

日本で一番か少なくとも3番目にはこの手術で実績のある
お医者さんまで探し出し、手術に臨みながら、この杜撰さ、
それがまったく自分のまんまやなあ。

まあなんとかなるだろ。

手術はもちろん特に手術後がそれなりにつらかったけど
それよりも、自分にとって驚きだったのは、麻酔が気持ち
良いということだった。自分にはとても気持ちよかった。

もう考えたくないことは何も考えないで考えられなくなって
「ホヤー フワー」と気持ち良く酔っ払ってしまい、
しばらくこのままでいたいような気もしたけど、すぐに
意識はなくなり、気がつけば、体中に色々な管をつながれて
起き上がるどころか寝返りも打てない状態で、眠ることも
あまりできず(もう麻酔でたくさんねてたしなあ)
ジリジリしながら朝を待ち続けた。

昨日は退院してそのまま会社に直行したがさすがに
かなりの無理があったらしく、クラクラするので、
今日は仕事さぼりました。

なんかすっかり不良中年の気分だなあ。

なるようにしかならないから、もうジタバタしないんだという気分と

今でも自分にしかできない、突破仕事をやってやるんだという
気持ちのくすぶりと。