木曜日, 9月 20, 2007

「賢明なる投資家」を読んで

この本は、

あの現在世界 確か2位か3位の金持ちのバフェットが若いころ師事していた
ベンジャミン・グレアムの著作である。


--------ウィキペディアのバフェットの20歳から抜粋----------------------------
大学院への進学を決意する。ハーバード大学ビジネス・スクールに入学許可を申請するが、断られた。書店でたまたま見つけた「賢明なる投資家」という本を見つけて感銘を受ける。この時のことを後にバフェットはこのように述懐している。「文字通り、天から光が射してきたような気がしました」 この著者が投資理論の先駆者であり、また著名な証券アナリストでもあったベンジャミン・グレアムである。グレアムが、コロンビア大学で教授の職についていると知ったことから、1951年にバフェットは同大学に進学した。大学在学中にバフェットはグレアムに学ぶこととなる。またコロンビア大学にはデイビッド・ドッドという著名なアナリストもいた。
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これだけの本を何とか探し出したのに、勝手から何年も僕は読まなかった。
ずっといつか読まなくてはと思いながら。

昨年の入院生活、現在の仕事の状況から、今までと違った今後の展開を
何度も考え、今あまりお金がないにしても、投資の方法をもっと真剣に
学ぶべきであると認識するにいたった。

前置きが長くなったけど、この本はまるで学術書のようだ。一つ一つの文章に
含蓄が深く、実証的で、簡単に読みすすめてよいようにも思えず、まだ
読みきれない。

基本的に防衛的投資家になることをすすめている。

「攻撃的投資家になるには、全てを投資に捧げつくす覚悟が必要だ。
だから、ほとんどの人は防衛的投資家を目指すべきで、その中間はない。」

とのこと。

それぞれの会社の価値を冷静に分析して、欲をかき過ぎず、長期的視点にたってと、
まだ読んでいる途中なんだけど、この著者の冷静な分析と、この分野で無理に
稼ごうとすべきではないとでも言うかような書き方、僕はこの本から
何を学べるのか良くわからなくなってきた。

それでも、この本が非常に真剣にかかれた、品位の高い本だということはわかる。

市場参加者の大部分の人より、より巨視的なまさに賢明なる視点で行動できなければ
この分野で長期的な成功はできないであろうことを良く諭してくれるような本であった。

それで結局、地道に働けということなんだろうか、結論は。

持っているお金を、債権と株式で分けて持つべきであるとも書いてあったなあ。

彼の弟子であるバフェットが彼の教えだけを忠実に守るだけなら、
あんな資産は築けなかったようにみえてしまう。

まあなんとか本を読みきってまた考えてみよう。

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