火曜日, 10月 02, 2007

「賢明なる投資家」なんとか読み終えて

「賢明なる投資家」について内容をどの程度理解できたかのテストがあったら
おそらく50点くらいなんじゃないかと。

著者のあとがきとバフェットの解説が面白かった。

著者は、ここまで徹底的に株式投資を研究したにも関らず、
あとがきで、知人が、誰も引き受けなかったある会社への投資を
引き受けて大成功して、そのファンドへの出資者も大金を手にした
話を紹介して、ともかくこの投資の世界はエキサイティングだと締めくくっていた。

理性的に考え続けることで、防衛的投資家になる方法をここまで書いた彼を
してやっぱり一発当てる話はエキサイティングだとはおもっているんだな。

それこそが、彼の手法が良いとわかりながら、ほとんどの人が守り続けることが
できない理由なのだと思う。

そもそも、金なんて、貯めるより、好きなことに使いたくなるのが、
まともで、健全で、将来に不安を抱えてない人の心理だろう。

それを貯めるだけでなく、その金を一定のルールに基づき投資して
10年も、20年もそのルールを信じて待ち続けるなんてことは
なかなかできることではないのではないだろうか。

その期間には上がったり下がったりもあれば、自分の好きなことに
使いたくなることもあるだろう。

バフェットが面白い例え話を書いていた。
(でもそれ書くと長くなるから、結果だけ)

それでも、この本をかいたグレアムの弟子達はみんな投資で長期的に
よい成果をあげている。それは、彼の教えが平均的な統計データーを
確実に長期的に突破できる、何かを確実にもっているということなのだろう。

僕はこれから実践的ななにかを学べたかは自信がない。

だって元手が少ない上に、予測困難な状況をいくつも抱えているのだから。

0 件のコメント: