「タートル流投資の魔術 伝説のトレーダー集団」を
二日続けて、風呂の中に入りながら、読んで、読みきった。
少しのぼせそうになった。
著者は賢すぎて、人間味が足りないような気がしながら
ともかく読み進めたら、最終章で、33歳で文無しの
時期を過ごしたころのことを書いていて、急に
人間臭くなるのであった。人間は失敗しなければ
勉強できないことがたくさんあるんだそうだ。
さて、この本で何度ももでている、エッジのあるトレーディングを
するとは、純粋に、統計確立上優位な状況で勝負を挑めということだ。
さいころを振れば、まともなさいころなら、1の出る確率は六分の一だけど、
何回もさいころ振って、誰か他の人が結果をみて、2の場合だけは全部ふりなおしていたら、
1のでる確率は5分の1になるはずだ。
(と書いていて、僕の確率の知識では絶対正しいともいいきれないが)
もしその状況でも自分以外の参加者が1は6分の1しかでないとしか思っていなかったら
その勝負で自分が勝てる確率は、いくらか高くなる。そしてそれを何度も繰り返せば
勝てる。ハズだ。
そういうようなことも、この本で著者が言いたかったことの1つだと思う。
それとトレーディングには感情をいれないこと、市場参加者の認知のゆがみを
利用しても、自分は認知のゆがみをもたないようにすること。
等がかかれていた。これは難しいだろう。著者自身、自分がうまくいったのは
ある意味でお金を増やすことより、教わったルールに従うことを重視したからかもしれない
みたいなことを書いていた。
でもそれより、この本読んで勉強になったのは、トレーディングで要求されること
過去に縛られない。
未来を無理に予測しない。
今ある状況から、可能性の高い方向に対応して、順応していく。
とういう方法が色々な場面で使えるし大切なことにだと思えたからだ。
とここまで書いてからあれだけど、そんなに面白い本でもなかったかな。
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