木曜日, 11月 29, 2007

にわか経済評論家の続き

アメリカのサブプライムローン問題について僕は
新聞やインターネットからの情報しか入らないし、
自分の知性にも自信がないのだけど、それでも今後を
推測したくなる。

類推して、考えやすいのは、日本のバブル崩壊ではないのだろうか。

そして、アメリカの今まで高騰を続けてきたという、
不動産の価格が逆に低下してきてしまったのなら、
これは、長期化して、なかなか解決しないものに見える。

巨大な巨大な担保の価値が膨張から縮小へと転換したのだから。
その担保を元に作られていた信用と現金も減少せざるを得ないから。

それが、アメリカという日本の3倍くらい(大まかでゴメン)の経済規模の
国で既におきてしまい。しかもその不動産を証券化したものが
世界中に販売されてしまっていた。

こんなもん短期的な解決方法はないんじゃないだろうか。

昨日、今日と中東と中国から、アメリカの金融機関への
莫大な資金投入が発表された。

両国とも、アメリカの金融機関の株も下がってそろそろ買っても
いいかななんていう、生やさしいことでそうしたとはとても思えない。

両方とも、アメリカドルを大量に抱えているから、アメリカ経済の信用不安を
自ら投資してでも(短期的にでも)収集させないと、自分の持っているドルの
価値がいきなり低下して損害が広がることを恐れているからではないのかと思う。

ところが、それらの出来事に、市場は敏感に反応して、為替はドルを
(おそらく短気的に)押し上げる。

僕の考えが当たっているなら、いくつかの出来事、ニュースにより
いくつもの小さな波は作られても、今後ドルが安くなっていく大きな流れは、
当面誰にもかえられないということになる。

未来のことは誰にも可能性としてしかわからないのだけど。
その可能性は50%よりもはあるように僕には思える。

これも 「終わりの始まり」 という奴のひとつか。

大体、アメリカの対外債務を拡大し続けて景気を維持するなんてことが
いつまでもできるわけないのだし、今まではそれが可能だったのは
アメリカが圧倒的に強い国だったからだから、これが維持できなくなったら、
今までの問題が一気に拡大しながら表面化してもおかしくないんじゃないだろうか。

そして日本はこんな状態のまま。日本はいい加減、政治がまともに
機能するようにならないと、もう復活できないんじゃないんだろうか。

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