水曜日, 10月 08, 2008

世界経済に今起きていることと、これから起きるかもしれないこと

今日の日本の株式市場は一日でほぼ10%下げた。

トヨタですら既にPBRが0.9以下になっている。
配当も4%を超えている。
PERも6

普通に考えると、売る理由がない。

それでもこれだけ売られるというのは特殊な事情があるはずである。
僕が思いつくのは3点

1.海外の金融機関が今の業務を回していくためや、自己資本増強のために
ともかく手持ちのキャッシュを増やす必要がある。そのため損得抜きの売却が必要となっている。

2.この状況からくる狼狽売り。

3.信用取引している人の損失拡大による追証のための強制売買。

金融市場が安定すれば、逆にいきなり日本にバブルが来ることだって
(そんなことこんなとき書くのは僕くらいだろうけど)
考えられるんじゃないだろうか。

a. 金融機関の損害が、もっとも少ない先進国であること。

b.これから金融による収益が期待できなくなると、もともと製造業による収入の割合が多い日本への注目が相対的に高まる可能性があること。


インターネットが世界に広まって、世界中の人が同じような情報に触れる機会が多くなり、
ネットを通じた金融商品の瞬時の売買が一般の人にまで可能となった。

昔より同じ方向に多くの人が向かいやすくなったのだと思う。

それと別に、大枠で考えると、流石のアメリカでも、ここからもう一回
何かをネタにバブル経済を作り出すことは少なくとも今までよりも
難しくなったようにみえる。

世界中の不動産が下がっているんだそうだ(韓国はあまり下がってないらしいが)。

それを担保にした貸出しも難しくなるし、土地ま他はREITを資産に組み入れている
金融機関の自己資本はさらに低下していくことなるから、
そのためにもまだまだキャシュが必要になるようにみえる。

インド人のやっているカレー屋や中国人のやっている中華料理屋は
いくらでもみるけど、アメリカ人が自分でやっているレストランはみたことがない。
(ケンタッキーとかマクドナルドはバイトを使っているだけだ)

金や証券を転がして、そこからまた金を作るビジネスがで生きてこれたアメリカは
戦争でもやって、いきなり世界中の金(ゴールド)を奪い取ってドルを兌換紙幣に
でもするくらいのことでもしないと、自分国の経済的価値を維持できなくなる。

その先にどんな世界ができてくるのだろう。

戦争とかでの暴力的な波乱がない限り、額に汗して働く人が
多い国が強くなってくるそういうより自然で当たり前な
世界構造になっていくのではないだろうか。

アジアの時代になるのだと思う。

世界の経済の中心がその昔 ヨーロッパからアメリカにうつったように。

これじゃあジムロジャースのいっていることにインドを加えただけか。

それにそのなかで自分ができることもわからないし。

0 件のコメント: