金曜日, 4月 10, 2009

美しくて最高に速いスイマー ポポフ

つい見とれてしまった。
ポポフの泳ぎ。

http://www.youtube.com/watch?v=CIzBaSiWdRA


俺と何が違うんだろう。

って何から何まで違いまんがな。
まず体重へらさんと体型からして違いすぎだし。

でもなんて美しい泳ぎだろう。上体がこれだけ浮いて、腰ももちろん沈んでなくて、
キャッチからほとんど泡を立ててないし、水の上の浮いてヒョイヒョイと前の
スペースに身体を滑り込ませていくように最小の抵抗で進んで言っているみたいだ。

こういう美しいものに特に痺れてしまうのは、自分が美しくない状況にいるからかいな。

先週熱出して、病院行くと喘息と診断され、プール行くとまるで泳げず、
二月から勤め始めていた会社をわずか2ヶ月で辞め、

家族からも、友人からも、元同僚からも、知り合い全てから
いい加減、もう自分で商売やることを当然のごとく奨められても
何も思い浮かばず、

まだ回復しない体でプール行くと全然まともに泳げず、身体がともかく
グッタリしている。

いつ急に泳げなくなるかわかったものじゃないから、楽しんで泳げるうちに
泳いでおきたいものだと、強く思った。

そんな僕でも、新しい泳ぐ楽しみを見つけたのだ。

前を向いて、なるべくキャッチで泡を掴まないように、
腰の位置を高く保ているように、夜中になるべく人の少ないときに
(できればプールに1人で)泳ぐと、目の前に別世界のような光景が
広がるんだ。

指の隙間から、どうしても掴んでしまうわずかな泡の粒が
流れて顔の前までくる、目の前の透明で静かな水の壁が
みるみる流れていく(ポポフの70%くらいのスピードしか出せないけど)。

それはとても美しい。でもすぐに身体が動かなくなる。息がキレてしまう。

中年になっても技術的な進歩の余地は僕には何ぼでもあるのだ(今が経たということだけど)。

どう考えても自分が悪いとは思えないが、仕事の失敗が続いてへこみそうな
今に、昔僕と一緒に働いてくらた人達から、僕と一緒に働いて楽しかったと
知らせてもらえると、僕は何とも嬉しくて救われたような気持ちに
なるのであった。

水泳に救われているみたいに。

ああこういうこと書いていると、また暗いこと書いていると
多方面からお叱りをうけそうだな。

自分としてはそのとき思ったことを正直に書いているだけだから、

自分が暗いというだけなのかもしれんけど。

0 件のコメント: