月曜日, 5月 11, 2009

不動産屋のおばちゃんは超サバサバ

昨日から、70代くらいのおばちゃんと話すことが続いて
今日は不動産屋のおばちゃんと話した。

いくつか物件見せてもらった。

小さな不動産屋で、おばちゃんが犬を連れたまま
いくつかの部屋まで案内してくれた。

このおばちゃんに始めたあったのはもう2年ちょっと前だ。

こんな会話があった。

僕 「ところで誰が社長さんなんですか?」

おばちゃん 「あたしよーーー」 (あんた何いってんのよーという感じで)

僕 「エッ そうなんですか?」 (いつも超カジュアル いつも犬連れ しかも事務所には年配のおじさんたちもいるのになあ)

おばちゃん 「あたしの旦那が社長やってたけど、2年前に癌で死んじゃったのよ。」

僕 「じゃ僕が、初めて会ったときは旦那さん死んだばかりだったのですか?」

おばちゃん 「あのあとすぐ死んだのよーー。会社の名前も変わっているのわかるでしょ。」 (少しも湿っぽくない)

僕 「なんで会社の名前変えたんですか?」

おばちゃん 「うちはもう40年もやっていて、このあたりで一番古いのよ。バブルのころなんて借金40億円もあったから、もういくつもビルもあったけど、銀行と税務署に全部もってかれて、どうなったかはもうしんらんわ。」

僕 「ああそれで 会社閉じて、別会社で始めたんですね。同じ場所で」

なんて会話なんだけど、そのおばちゃんが、旦那さん死んだことも、40億円も借金あったことも
まるっきりたいしたことじゃないように話すものだから、そのサバサバぶりがとても印象的でかつ
感心した。

電柱にションベンする毛並みのよいシェットランドシープドッグ(とかいう)言う犬を
ションベンの途中で引っ張ってグイグイ歩いていくので、その犬は次の電信柱で
またションベンしようとして、それを引っ張られて、なんてことを繰り返していた。

今を生きていられりゃ、親しい人が死んだことも、40億円の借金あって
財産放棄したことも全然大した事じゃないとでもいう感じだった。

おばちゃんがかっこよく見えた。





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