昨晩夜中の3時前後に テレビでドキュメンタリー番組をみた。
北京パラリンピックの水泳で金メダルをとった、鈴木孝幸さんを
4年間も取材したドキュメンタリーだ。
たまたま何気なく見ていたが、上の写真の姿で彼が泳ぐところに
感動して涙が止まらなかった。
水中映像でみると、彼がこの身体で、どれだけ最善の泳ぎを
真剣にしているかがヒシヒシと伝わってきた。
両足がなくて、片腕なくて、片方ある腕には指が3本しかない。
それでも身体全体を水に馴染ませて、全身で前にブレズに
進んでいく泳ぎをができている。
これみただけで、彼の真剣さが心が画像からビンビンと流れ込んできた。
水泳だけでなく、私生活の全て、進学、就職、自立という目的を達成すること
全て真剣に、真摯に、浮かれることも、落ち込むことも無いかのように取り組んでいる。
このドキュメンタリーは昨年末に放映されていて、それを見た
多くの人が自分のブログに書き込んでいることからも
見た人の多くが心を打たれたのだろう。
これを見て、自分の今の状態を恥ずかしくも思った。
真剣に生きること、自分の境遇を受け入れてその中で最善を尽くすこと。
その過程での感動を伝えてくれるドキュメンタリーだった。
僕はちょっと真剣に泳ぐとたちまち脈が乱れてしまい息が上がってしまう
自分の身体が残念で情けなく思っていた。
でも、本当に情けないのはそのくらいのことですぐめげてしまう
自分の心なのだと、気づかせてくれた。
こういう感動はいつも心に残して思い出せるようにしておきたい。
「今の日本には何でもある。だが、希望だけがない。」
と書いてある小説があったけど、希望を求めることを希望にしたっていいのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿