金曜日, 6月 26, 2009

読書の日 ソロスは警告する2009, 楽して成功できる非常識な勉強法

昨日、その元同僚の友人と新宿のジュンク堂にいって、本を6冊も買った。

今日はその中から

「ソロスは警告する2009」 と 「楽して成功できる非常識な勉強法」を読んだ。

まずソロスから。

彼は難解な言葉を多用するが、思考はそれほど複雑でもない。
それでも、僕にはこの本を十分に理解するだけの忍耐力がなかった。

僕でも理解して感心した点が2点ある。

彼ほどの実績のある”天才”投資家でも絶えずミスを繰り返していること。
それにも関わらず、その瞬間瞬間でミスを修正する行動を繰り返すことで、
損害を最小に食い止めて、あの昨年(2008)ですら10%以上の
パフォーマンスを出していること。

精神力が強いのか、ゲームと割り切ってできているのか、
高い知性とくそ度胸を同時にもっているのか。

もう1つは CDS(クレジット デフォルト スワップ)があることが
どのように危機を拡大したかの説明。

CDSを単純に説明することは誰にもできないのだろうけど、
不正確を承知で敢えて書けば、
おそらく

有料連帯保証人証券のようなものといえるかもしれない。

ある会社の債権を保証する権利(義務)とそれを保証することで得られる収入をセットにして
株のように売買できるようにしてしまったものともいえるのだろうか。

だから特定のCDSが参照している会社にたいして、徹底的な空売りが仕掛けられると、
そのCDSをもっている会社(売っているる会社?となるのかよくわらない)は
いきなり保証しなければならない金額が多額となり、一気に苦しいことになる。

だからこのCDSがあるおかげで、空売りを無限保証ともいえる
(その会社が倒産しないことを保証してあげないといけないから)することになる。

それでAIGのような世界最大の保険会社すら一気にあんなことになってしまった。

ということらしい。

ソロスはそれより昔の彼の自伝が面白かった。


とても面白い自伝だったけど、僕が一番覚えているのは彼が
40代の(今の僕くらいのころ) 離婚して、ビジネスパートナー
(ジム ロジャース)とも袂をわかったころ、一年で自分の運用資産を
半分にしてしまったということだった。

彼ほどの人をして、精神的に十分元気でないときには
投資で成績をあげられなかったのだ。

さてもう一冊のことは明日書こう。



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