月曜日, 6月 29, 2009

びしょ濡れでも楽しいツーリング

小菅村のとってもおいしい饅頭屋(すえひろ)がサービスでだしてくれたラッキョウ。
このあたりで取れたラッキョウで酸っぱめでとてもおいしくて、娘に半分以上食べられた。


饅頭やの前の道


顔を撮られるのを嫌がる娘

最近自分の部屋にいることが多いのだけど、
そこに2人の娘と2匹の猫が入れ替わり立ち代りやってくる。

昨晩はともかく明日バイクに乗せてくれと上の娘に
何度も言われて根負けして、朝からタンデムで出発した。

一気に奥多摩の都民の村まで休まず走った。

バイク好き達がピカピカに磨き上げた
最新バイク、クラシックバイク、カスタムバイクだ集まっていた。

奥多摩周遊で一番高いところにある駐車場でまた休むと
パトカーがにらみをきかせていて、閑散としていた。

ここで、純粋飛ばしやの兄ちゃんと話こんだ。

あの懐かしい2ストのNSRを改造したマシンに乗っている。
もう新品のパーツも手に入らないから大切に乗っているとのこと。

もう何年か前から2ストは新品では規制で売れなくなっているから、
おそらくこのマシン戦闘力では今の最新のマシンに負けないだろう。

一年前に事故って、足を開放骨折して4ヶ月も入院して、
まだ骨がくっついてないとのこと。(それでも走っているのね)

それから、写真の饅頭や。

ここのもろこしが入った大福はとても旨い。
もろこしとは ”たかきび” という雑穀のこと

だそうだ。

おばあちゃんと色々話した。

小菅村の過疎のことやら。(NTTのフレッツを村営住宅にひいて、
外部から流入する人を増やそうともしている)。

お孫さんが競輪選手になって、よくレースで一番になっていることやらをきいた。

ラッキョウにしても、饅頭も、大福も、前回もサービスしてもらった切干大根だったかなも
全部、味のセンスがとても良いのです。飽きなくて懐かしくなってたまにどうしても
食べたくなる味と歯ごたえと風味。

それから小菅の湯にいって、温泉、食事、仮眠室とユックリしてから
またこのブログにもう二回登場しているヤマメの塩焼きのおばあちゃんと
話をした。

道志、秋山、小菅、丹波山が 山梨の4大僻地といわれていたそうで、
45年くらい前まではバスも通ってなくて、青梅まで、トラックの荷台にしがみついて
いったとか、本当に大変すぎて、絵にも話にもならなかった。とおばあさんからきいた。

トラックごと崖下におちて人が死んだこともあったとのこと。

そんな場所だから、おばあさんが子供のころ、身体が弱って死にそうなときにも
医者なんかいなくて、お父さんが木材の仕事のあとに、ヤマメを釣ってきて
それをお母さんが焼いてくれて、それを毎日食べさせてもらったら
元気になって助かったという話だった。

そのおばあさんが焼いているヤマメだから旨いはずである。

これだけ旨いのはなにか調味液のようなものあるのですか?

ときいたら、塩しか使ってないからこれがヤマメのもっている
味なんですよとのこと。

さて小菅の湯を後にして、139号線で松姫峠に向かいそこを過ぎたあたりから
雨が降ってきた。
雨はドンドン強くなり、20号にでてから、コンビニ(セブンイレブン)でビニールの500円の
かっぱを買ったけど、その前に既にビショビショ。

娘に風ひかせるわけにもいかないし、これだけの雨で路面もビショビショで
タンデムで、自分の身体も既にそうとう冷たくなっているので、
かなり真剣にバイクを走らせた。

娘とは親子のせいか、阿吽の呼吸でタンデムで走り続けられた。

途中、ヘルメットのシールドが曇るので、シールドを上げると
雨粒が痛かったのだけど、視界重視で、顔を雨粒にあて続けた。

大雨のなかだけでも100kmも走った。全部で210km

でもこれがバイクの旅です。ちょっとは挑戦している気になれた。
娘は僕の携帯電話をビニール袋にいれて自分のリュックにいれたりと
細やかな配慮で僕の面倒をみてくれた。

つらくても楽しかった。 

バイクの旅ってそんなもんだよね。
ラクできるほうがよかったら。電車や自動車にすればいいんだから

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