月曜日, 6月 29, 2009

CDSとサブプライムローンと金融工学と金融危機の関係

http://koenjihachioji.blogspot.com/2009/06/2009.html

このブログで、CDSのことをいい加減に書いて、気になっていたので
ちょっと自分なりに調べて考えてみた。

CDSの元々位置づけは債務保証そのものだ。
サブプライムローンがただの住宅ローンから始まったのと同じように。

最大の問題はそれを数式モデル化して、金融工学だとか
デリバティブだとか、もっともらしい理屈と名前をつけて

当事者同士(サブプライムローンなら、ローンを借りた人と貸した金融機関)と
関係ない第三者に売れる商品にしてしまったことだ。

CDSもそうだ、債権者と債務者の間の問題を、この債務者のリスクのみを
切り離して、利息をつけて大量に売れるようにしてしまった。

でもどんなに金融工学で、もっともらしい理屈をつけても、
そのモデルの根本に誤りがあれば、パラメーターの想定範囲を
誤解していた数式を作っただけのことである。

根本に戻れば、ただ単に、

返せそうにない人に金を貸した人が、

”自分のリスクを消すために、その義務と権利を紙にしてわかり難くして、
なるべく多くの人に売って ごまかしてくれ、手数料は多めにだすからさあ”

”ハイ わかりました。手数料収入もらえたら、モラルなんかどうもいいから、
バンバン売らせてもらいます。実体経済の10倍くらいまでガンガン売らせてもらいますよーー”

となってきたに過ぎない。(っつうことだよね。)

実体は、驚くほど、低モラル。

でも、きっと次にまたおかしなことが起きる。間違いない。

だって、今までですら、世界的には金余りによる、運用先の不足が
これらの問題が発生する根底にあると思われるから。

今回の事件で、世界中の貯蓄率が上がったハズで
さらに運用先のない金が増えると、またその行き先を
無理にでも作る必要がでてくるようにみえるから。








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