日曜日, 11月 08, 2009

日本マスターズ水泳長距離大会いきなり参加


ずっとこちらに書いていませんでした。

「投資家列伝」 ブログのほうばかりで

そしてブログだけでなく、水泳も実際に練習していなかったのです。

マスターズの1500mは、以前このブログでかいた、
8月のオープンウォーターでてからしばらくして、申し込みだけしてました。

最近の自分の体調と練習してないことから、棄権しようと思っていました。

ところが、自分が他の方の帯同計時員の役割があり、行かないと迷惑を
かけることがわかり、どうせいくなら、参加することにしました。

それと、ここまで練習してない自分がどれだけボロボロのレースをして
苦しむか経験してみたいような、自虐的な気持にもなっていました。

出場まえ、私が全然練習してないことをしる同じチームの人から
棄権しておいたほうがいいんじゃないかと言われてました。

それで、ともかく力を抜いてゆっくりいこうとしました。

冗談のくらい、ゆっくり泳ぐつもりでした。

スタート台の上にのるのは、3年ぶりでした。

良い緊張感です。

水にザブーンと飛び込み、はやる気持を抑えて、力を抜いて、
冗談のようにゆっくりしたリズムで泳ぎ始めました。

最初の100m、次の100m、とにもかくにも、冗談のようにゆっくり

でも、ストロークだけは長く。
体力消耗を最小化できるように水の抵抗を最小化できる、姿勢を維持して
必要ない筋肉はなるべく脱力して

それでも、自分の体力がどこまで持ってくれるか、泳ぎながら、心細くて
しかたありません。

途中で、つい、ペースがあがると、すぐに自制して、ペースを落とします。

50mプールの中で、1500m最後まで泳ぎきるのに、途中で
燃え尽きてしまうと、そこからゴールまで、どんなに気持を集中しても
手足が動かなくなり、絶望的な苦痛と息苦しさに陥ることがわかっていたので。

ただ、泳ぎながら、意外と調子が良い自分にだんだん身体が目覚めてきました。

1000mを越えたあたりから、こわごわペースをあげていきました。

そして、それは最後までペースを上げ続けていけて、ラスト100mでは
いきなり、ラップタイムを10秒も縮めました。(どれだけゆっくりおよいでいたことか)。

結果は24分で、 初めて、1500mに挑戦する、最近練習もしてない、40代後半の
自分としては、予想外の上出来でした。

はしゃぎだしたいくらい嬉しかったのです。

泳いでいる間に、脈が乱れなかったのが、ともかく幸運でした。

自分のエントリータイムより、5分以上も速かったため、ルール違反に
よりランキングに記録されないことになってしまいましたが。

しばらくは、喜びをかみしめていました。

泳いでいるときは、少しでも抵抗を受けないで、体力を温存するために
例えば、腰が沈みそうなときに、なるべく腰の位置を高くして水面に近づけるように、
同時に、そのために、キックを打ちすぎないで体力を温存すること、
それを念じるようにも泳いでいました。

さて、それから、同じチームの人の泳ぎをみて、計時員もやると、
若い人は、最初から飛び出していって、途中でペースが落ちてくるのを
何とかくいとめて、呼吸するときに見える顔が苦るしくてゆがんでいるように
みえるようでしたが、スピードをそこそこ維持して泳ぎきりました。

もう一人の人も、泳ぐ日は10000mも練習している50歳前後の人で、
正確に同じペースで、泳ぎ、良い記録をだしました。

二人ともタイムが私よりよかっただけでなく、懸命に泳いでいるところに
胸を打たれました。 私と大違いです。

そして、昨日の大会の最終レースでは
30代のクラスでの世界記録がでました。

小泉飛鳥さんという人で、仕事も趣味も水泳で水泳一筋の人らしい。

その泳ぎの凄さに、ずっと見とれていた。

技術ももちろん凄いのだが、爆発的なパワーをずっと発揮しながら
1500mを泳ぎきれるその体力に何より驚いた。

こんな30代がいるとは。(30代の人類最高なわけだが)

最初の100mを1分丁度でラップしていて、いくら何でも
これでもつのかとみていたら、
だんだんとペースが落ちてきていた。

そして結果16分30秒 世界記録。

ペースダウンを恐れないで突っ込んでいける、度胸と練習量が
なければ、とてもできないことだ。

それをみたら、練習もしないで、体力温存ばかり考えて

24分で泳いで、それを喜んでいた自分が、あまりに小さくみえて、
さっきまでの喜びが、消え、、、 いや消えない。

あれが、今の僕にとってのベストの泳ぎだったし、自分なりに良くやったのだ。

その後の汗のかき方や、頭痛を考えても、やっぱりあれよりとばしていたら、
僕はつぶれていたと思う。

僕は僕の水泳をダラダラとでも絶対に続けていけばよいのです。

やっぱりレースは見るもんじゃなくて、出るほうがずっと楽しい。

水の中で、自分の体力がどこまで持つか、震える気持の中、
ペースを探ってがんばれたのが楽しかった。

後半ペースを上げていくほうが、ずっと楽しい。
温まっていく身体をスピードの変えて行けるようで。

レース前もにウォームアップをたくさんやるほどの体力もないわけだし。

やっぱり水泳は素晴らしい。僕の大切なもの。心のよりどころ。

0 件のコメント: