日曜日, 7月 17, 2016

水泳の気持ち良さの最大化は無理のない範囲での強度の最大化にある

水泳では水の刺激でいつもそこそこは気持ちよくなれる。

ただ、毎回のその気持ちよさには差がある。

これが、厳しい練習会に参加すると、
苦しくても、練習終わった直後はハイになれたりするんだけど、
数日間も筋肉痛、疲労感、脱力感に襲われてしまったりする。

では、適当にゆっくり軽い強度で泳いで、
あとは水泳仲間と話してでいいかというと、
これもスッキリと水泳で気持ちよくなるということにもなれない。

現在、僕がやっているのは、
ともかくゆっくり泳ぎ始めてそれを継続していくと
自然にペースが上がってくるので、
息が上がって、続けるのがむずかしくなるところまで
泳ぎ続けるということ。

これだと、自然に強度を上げて行けて、
無理なく、ゆっくり泳ぐ強度を上げられて、
気持ちもよくなる。

それと、仰向けでのバタ足で25m泳いで、
そのママの体制で、万歳の腕の位置での
スカリングで25m戻ってきての繰り返し。

これのいいところは、呼吸が自由なのと
スカリングのあいだに、腕と手以外の全身をかなり休められるので、
継続しやすいのだ。

それと、バッタとクロールでの 25mのダッシュを何本か


これが、一番無理なく気持ちよくなれる泳ぎ方なのです。

自分にだけかもしれないけど。

木曜日, 7月 14, 2016

PCXを見つけるたびによくよく見てしまう。

バリ島でスクーターで鬼のように爆走して以来

日本に戻ってきてからも、スクーターが気になてってしょうがない。
それも、250ccとかのスクーターでなくて125cc。

たまたまバリ島で爆走に使ったのが確か110ccで
その排気量の使いかっての良さに、しびれて
すっかり気に入ってしまい。
250ccのスクーターだと無駄に大きいように見えてしまうようになった。

不思議ですね。大型バイクに乗っている僕からしたら、
250ccのバイクですら小さく見えるのに。

そして、125ccクラスで日本で見かけて一番立派そうで
カッコよく見えるのはPCXだから見かけるとついつい
舐めるように見てしまう。

NMAXも同じくらいいいのだろうが、まだ一度も実際に見かけたことがない。

昨晩は踏切で待っている時にPCXを見かけた。

綺麗にまとまった、見た目だけでもいいバイクだ。
スクーターというべきかもしれないけど。

そして、なんといっても音がいい。

これはいいバイクの基本条件だ。

いい音が、バイクという敢えて不安定なものにのる
最大の理由である官能性を高めてくれる大切な要素である
だけでなくて、音で、そのバイクの機械としての出来が
かなり想像できるからだ。

PCXはホンダの世界戦略商品として、技術の粋を集められて
作られているであろうことを、音だけからも、想像できてしまうような気すらした。


もちろん、125ccなので、加速も、最高速度も大型バイクより
遥かに劣るのは、わかっているが、乗って、自由自在に楽しめて
超低燃費で少ないガソリンで遠くまで行ってこれるというのは
それだけでも楽しいなと思うんだ。

PCXでとことこ走って、海まで行って、泳いで帰ってくる。
そんな塚筏できたら、それは、かなり他のいいのではないかと思っている。

無駄に馬力がありすぎるバイクに手こずるよりも、
そっちのほうが本当はありのままの楽しみ方に思えてきた。

土曜日, 7月 09, 2016

バイクとモーターサイクルの話

もう30年ほど前のこと、バイクで旅をして、長野のユースホステルに泊まったら、
フランス人とイギリス人と、他にも何人か外人がいて、

自分はバイクできていると説明しても、何か話が噛み合わない。
それでよくよく話してみると、

英語圏の人にとって、バイクとは自転車のことであり、
日本国内でいう、バイク、原動機が搭載された2輪車は
英語圏ではモーターサイクルと呼んでいることを初めて知った。

それから、30年、日本国内でも、バイクはときに自転車を
指す言葉としてつかわれてきている。

それは、トライアスロンの普及に伴い、

水泳、バイク、ラン  という表現が多用されるようになり、

自転車競技をバイクと認識させるきっかけとなったこと。

スポーツクラブでの、自転車タイプのトレーニングマシンを
バイクと呼ぶところから、変化が生じてきた。

それでも、現在も、日本では バイク  という言葉は エンジンで駆動する2輪車を指す場合が多いのだけど

木曜日, 7月 07, 2016

水泳でダイエットは無理があるが、水泳の価値は揺るがない

ネット上にはダイエット関係の記事が溢れていて、
本当かどうか疑問があります。

水泳で痩せられるのは、競技を目指すレベルのハードなトレーニングをした
場合のみです。

むしろ競技レベルでやっているで人すら、陸上のトレーニングをしないと体を絞れない。

これは水泳というスポーツの特殊性から来ます。

例えば、トド、アシカ、クジラ、イルカ、みんな体脂肪率高いです。

水の中では、体温維持のために、脂肪をまとうように生物は進化してきたのです。
そして、水の中では浮力により重力の負担がなくなるので、
脂肪による重量増加の負担はない。

ですから、脂肪が増える方向で、さらに流線型になるように進化してきたのでしょう。

人間も、水に入るだけで、基本的には、脂肪より糖質によりエネルギーを消費するようになります。

よほど激しいトレーニングをしてかつ食生活も抑えないと、水泳で痩せるのは困難なのです。

これは、水泳を趣味として、40年続けてきた私と水泳仲間をみてもわかります。

50代のクラスで日本記録も作るくらい平泳ぎで活躍されている方は、
まずジョギングで体重を落として、記録アップを計られていました。

ただ、私自身も競技を目指して、かなり激しいインターバルトレーニングをしていた、20代後半は
かなり食べていたのに、痩せられた記憶があります。

一般的な趣味レベルの強度では、水泳で痩せるのは困難です。

水泳のメリットは、心によいこと、気楽な付き合いがうまれること、
激しい強度で運動しても比較的怪我をにしにくい生涯スポーツとできること。

むしろ痩せること以外にあります。


水曜日, 7月 06, 2016

水泳での有酸素運動と無酸素運動ダッシュの肉体と精神への効果

水泳をしたときの肉体と精神への良い効果はとても大きい。

年齢別の水泳大会であるマスターズ大会にでている
マスターズスイマーにとってアンケートでは一位が

『くよくよしなくなった』

で心に関することだったのです。

私自身の50年近い水泳の経験と、
水泳仲間からきいたことことでは。

有酸素運動としての水泳は、まずウォーミングアップを念入りに
おこなうこと。

一人で、泳ぐ場合は、最初にできるだけゆっくり泳ぎだします。
そのまま、続けていると、体がが温まってくることと、心拍数が
上がってくることに合わせて、自然に無理のなく、
泳ぐスピードが上がってきます。

それも自分からスピードを上げすぎず、それを楽しんで
なるべく長く泳いでみる。

それが有酸素運動で水泳を一番気持ちよく楽しむ方法です。

ただし、実は、無酸素運動でのダッシュも素晴らしい爽快感を
もたらしてくれます。

これは筋肉への有酸素運動より大きな負荷をかけることで、
筋肉増大のために男性ホルモンが分泌されていること等も
あるのではないかと推測しています。

気分的にも、短距離でも全力かそれに近い力を
出してみることはとても気持ち良いことです。

そして水泳は、それを一番怪我しにくい形で
おこなえるスポーツなのです。

上記のことは自分の体験と周囲の仲間からの意見をもとにしていますが、
スポーツクラブにある、エアロバイクの基本プログラムも、
徐々にペースが上がっていくところが、上でに述べた
水泳を有酸素で一番気持ちよく試す方法を綺麗に一致しているので、
おそらく正しいと思っています。少なくとも個人的実感としては
その通りなのです。

水泳を楽しむ人がより楽しめますように。

月曜日, 5月 23, 2016

原付スクーター PCX NMAX アドレスは 実は最強なのか

昔から東南アジアを旅するたびに
125ccのバイクを大量に目にしてきて、
現地の人がそれを日常の足として使いこなして、
ベトナムあたりでは平然と3人乗り、4人乗りとかしていて
気になって、自分も乗りたくてしょうがないまま長期間を過ごした。

そして、いくつか前の記事でも書いたように、
漸く バリ島でホンダの機種名もわからないおんぼろ125ccらしき
スクーターで夜明け前から夜更けまで走り倒して
125スクーターへの思いが、胸の中に、体中に広がってきてしまった。


見得でバイク乗る人は多く、
僕も大型2人免許持っているけど、
結局、軽いほうがキラクに乗れて、
自由度高くて楽しいことは、
バイク乗りならみんな知っている。

125スクーターはそれをつくづく体感させてれた。

もともと、4輪じゃなくて、2輪に乗って、
全身を空気に晒して走るってことは、
自由で気楽な何かを求めているわけで、

見栄をすてれば、乗りやすくて、思いのままに
走れるほど楽しいのは、自明の理なのでした。

それと、スクーターの大きなメリットが、
長時間乗り続けても尻が痛くならないことだと、
今回、つくづくよくわかった。

通常のバイクでツーリングで長時間乗っていると、
尻が耐え難く痛くなったくるのだけど、
スクーターではこれが全くなかった。

大型バイク持っているのに、
全然乗らなくなっているなら、
スクーターでちょこまか乗っている方が、
遥かに、2輪ライフを楽しんでいることになる。

さらに、最近は4輪、普通の自動車の燃費が良くなってきているので、
4輪と同等の燃費の2輪てどうなんだろと思っていたのが、

PCXは実燃費でリッター50kmいく。という報告が多い。

最新技術の粋が取り込まれている世界戦略車で、
150ccも用意されているから、これなら高速道路も走れる。

タイで生産。

バリ島で不思議に思ったのがやけに、ヤマハ車が目について、
実際、僕のスロットルワイヤー切れのトラブルも
ヤマハの超清潔なショップで直してもらったが、

NMAXもインドネシア生産で、

ホンダがタイ
ヤマハがインドネシア

で生産して、その地域でのシェアも強いということらしい。

走っていると、よほどのパワー不足でもない限り、
全開で走れるバイクって本当に楽しいものだ。

そう言う意味でも、最新の125ccスクーターは
楽しさ、実用性、両面でとてもよいものなんだ。

見栄はれない以外。



水曜日, 5月 04, 2016

奇跡の金メダル



昨日、マスターズ短水路の神奈川の大会に出場したら、
ありがたいことに、金メダルと銅メダルをもらいました。

予想も期待もしてナイナイどころか、

前日から、レースに出るのが憂鬱で憂鬱で、
ベッドからはギリギリまで起き上がれず、

リレーじゃなかったら、マジに棄権しようと思ってました。

その年代の日本記録保持者が2人もメンバーにいるリレーの
おかげで、私もメダルをもらえたのです。

一人で足引っ張りそうな気がして、気が重かったのですが。

憂鬱でしょうがないのに、ウォーミングアップでプールに入ったら、
急にリラックスできて、子供の頃からの水泳の思い出が
フラッシュバックして泣きそうになりました。

どんなに練習しなくても、まともに泳いでなくても、
僕はこれでも本質的に水泳が好きで、
泳ぐことが僕がまだ生きていることの証なのです。

さて、昨晩は、そのあと楽しく飲んだのですが。

水泳も、こんな練習もしてない僕をリレーに誘ってくれたり、
温かく接してくださる、水泳仲間の方がいることが
どんなにありがたいことかと昨晩はしみじみ思っておりました。

途中でAirbnbの外人ゲストが来ることになって中座したのが
ちょっとだけ残念でした。

水泳だけは大切にしなくちゃな。なにはともあれ。
これを読んでくれた人が、自分の大切なものを、ずっと大切にできますように。

金曜日, 4月 29, 2016

バリ島で発作的にツーリング

バリ島を半周 2日間1000円で借りたバイクで走り回ってきました。

FBの方に写真も上げているのでリンクを張ります。

その一
其ノ二
其の参

東南アジアを旅するたびに、現地の人が
バイクに乗っているのをみて俺も乗りたいなあと
思っていたのですが、

今回、滞在したホテルの前の小さなお店のおばちゃんんがレンタルバイクも
やっていて、じっとしていても汗がたれてくる季候とも相まって、
発作的にバイクを借りて、翌日というか深夜午後3時から、
バリ島を走り始めました。

小雨降る、午前3時の、初めて訪れた、バリ島で
走り出す心細さは、胸に募るものがありました。

しかも午前5時には、バリの混雑しそうな
エリアを抜け出たと思ったあたりで、

スロットルワイヤーが切れて全ておしまいかと。

バイク歴は長いので、その瞬間の
終わった感は、昔 XLR250パリダカを
焼きつきで、完全おシャカにしたときを
思い出させるほど、絶望的だったのです。

しょうがないので、道を、バイクを押して歩き続けると、
ガソリンスタンドがあって、
そこにバイクを止めて、助けを、何度も求めるのですが、
まるで相手にしてもらえず。

そもそも、誰も、全く英語を喋れず、

しかも極めて冷たい。

5人くらいのスタッフにそれぞれ一生懸命お願いしても
まるでダメ。

持っていた、スマホも、そもそもWIFIにも繋がらず、
電話をかしてほしいといっても、全くダメ。

おまけに、現地のガイドの人の名刺もそもそも見つからず。

まいったなあと思いながら、夜明けがきました。

それで、そのあたりになにかないかと、周囲を歩いて
助かるチャンスがないか探し始めたのです。

無理だろうなあと思いつつ、一縷の望みを求めて、

そうしたら、しばらく歩いたところに、自動車修理工場があり、
でも寂れた感じで、早朝とは言え、そもそも営業している感じがしません。

そこからさらに歩いていくと、ピカピカに輝くような清潔な
ヤマハのショップがありました。

砂漠でオアシス見つけたようにすら感じました。

そのお店では、一人のスタッフがモップで
床をピカピカに自分が映り込むほど磨き上げてました。
執拗なくらいです。

バリ島では、さっきの冷たいガソリンスタンドみたいな店も多く、
その日本のショップをこえる清潔さは驚きでした。

しかも、僕がその床を歩いて、汚い足跡をつけても、
嫌な顔一つせず、大丈夫という感じで迎え入れてくれました。

この店ならなんとかしてくれそうなので、さっきのガソリンスタンドまで
もどって、バイクを押し歩きしながら、その店までもってきました。

その掃除していた店員に、スロットルが、スカスカになっていることを
つたえると、スロットルの何かが外れているかと思ったらしく
調整してなんとかしようとしています。

でもそれじゃないことには、彼もすぐに気がつきました。

もっと根本的な問題なのですから。

8時くらいまでもたもたして、そこから、
他のスタッフもきて、バイクを見てくれました。

すぐにスロットルワイヤーの問題であることが
明確になりました。

僕がかりていたのは、ホンダのバイクだったので、
ヤマハの部品で大丈夫かなとちらっと思ったのですが、
関係なく修理にはいってくれました。


その店はスタッフがヒンズー教徒で、店の裏にはヒンズー教の
仏壇のようなもの(としか説明できない、ヒンズー壇というべきかもしれないが)
ありました。

スタッフの素晴らしい、モラルの高さは、ヒンズー教への信仰と
関係があるように思われました。

修理中は、えらく可愛い、ハニカミ笑顔がすてきなティナちゃんが
話相手になってくれました。それも写真にでてきてます。
店の経営がとてもうまくいってそうなので、それをきくと

「オーナーがツナですから。」

(経営のうまいマグロ?)

そんなわけないから、前後関係から考えて、
チャイナをツナといっているのかと推測して、
聞きただすとそうだった。

驚いたのはオーナーの中国人は仏教徒なのに、
バリでの店の経営のために、店も自分もヒンズー教にして
それでうまくいっているということらしい。

経営のためには自分の宗教もかえたということらしい。
ティナちゃんは恥ずかしがりのようなハニカミで
それでも色々話しかけてくれて、水持ってきたり
扇風機あててくれたり、えらく可愛い子だった。(写真有り。)

さて修理は終わってよかったのですが、一日でバリ島を一周するということは
時間的にどう考えても無理そうです。

しかも山奥で今回のようなトラブルとなれば、遭難となります。

でもじっとしていられず、バリ島のただただ、西側に向けて海沿いや海に近い
道を走り続けていきました。

125ccのスクーターのエンジンは快調で、
その道で走れるスピードを得るのに十分なパワーがあり、
しかも軽いということから得られる自由度が素晴らしく楽しかったのです。

バイクだと、長時間乗ると必ず尻が耐え難く痛くなりますが、
スクーターだとそれもありませんでした。

僕は地図は、地球の歩き方の大まかな地図、
地名もよくわからない文字で、
このまま遭難しかねない不安の中
ホテルから離れる方向へとただただ走り続けました。

11時くらいに、海岸沿いの素晴らい景色を眺められる、
素敵なデザインのレストランで昼食をとりました。これも写真にあります。

本格的な、シャバシャバでスパイシーなスープカレーのようなカレーと
東南アジアによくある(バリは南半球ですが)、すごく風味のつよいパサパサのコメ
(僕はこのコメ好きです。)

それに好きなオカズを、選んでのっけるのですが、
たまたまのっけた、おそらくタイかタイに近い種類の魚を
唐揚げしたものらしいものが、驚くほどおいしく、これをおかわりしました。(FBのさっきのリンクに写真にあります。)

これだけ食べて、飲んで500円くらいでした。

そこからも、追いかけられるように走り続けました。

街灯もないから、日が沈むまでにホテルの近くまでもどらないと
大変なことになるのに、ホテルと離れる方向に走り続けるこの不安。
しかももう12時。

途中で、えらく飛ばしているダンプに何度も抜かれ、抜き返しをします。
とても危険でした。

でもあとで理由がわかりました。
途中でバイクをとめられて、身元チェックをされたりもしたりもしました。
パスポートをホテルにおいてきたので、日本の免許証とホテルの鍵で
なんとか逮捕されずに済みましたが。

でもこれもあとで理由がわかりました。

道すがら、ドリアンを売っている露店が目に付き、
自分も試食したくなって、ある店で立ち止まります。(FBのさっきのリンクにそれも写真があります。)

初めて食べたドリアンは、味はいいのに、その激しい、
腐敗を連想させる匂いに、うまいのにオエオエと吐きそうになり、
でも売ってくた人のいいおばちゃんの手前、食べ続けるという
最初は拷問みたいでしたが、最後はやっぱりこれうまいんだなと
わかってくるという体験でした。

さてそのあとはしっていくと、いきなり大掛かりなフェリー乗り場です。

そうバリ島の最西端はジャワ島へのフェリー乗り場なのです。
そして、さっきのダンプは、おそらく、フェリーに間に合わなくて
焦って飛ばしていたのでしょう。

とりしまりは、バリからシャワに逃げる人をとりしまっていたのでしょう。

バリは人件費も安く、普通の人は飛行機ものれないから
このフェリーで、いききしていることがわかってきました。

僕は、道をちょっと迷っていたことがわかり、引き返して
バリ島西部の国立公園西側を走る道にもどりました。

動物園でしか見たことのないようなサルが群れででてきます。

牛もよくみかけます。すっかり山奥です。雄大な緑のかたまり。

こで、バイクトラブルに見舞われたら、そのまま遭難です。
ただ、道は良くて、スピードは上がりました。

ともかく傾きかける太陽を追いかけるように走り続け、
また海外沿いに出て、バリ島の北西の海岸沿いを
かなりのペースで走り続けました。

日差しがつよく、むき出しの手が焼きついていきます。

バリ島を半周したところで、すでにもう2時半でした。

一周はとても無理とはっきり分かり、そこからバリ島を南北に縦断する
山道に入りました。幹線道路のはずなのに、何度も道別れして
その度に不安で、現地の人に無礼を承知で道をききまくってました。

さて雨が降ってきた。

すぐに、とんでもない土砂降りになった。

日本では瞬間でも経験したことのない土砂降りが、
延々と続くので、僕もある程度いったところで、あきらめて
現地の人達が10人くらい既にいた小屋みたいなところで雨宿りした。
(これも写真有り。)

既に3時くらいになっていて、とてつもない大雨がつづき、
ホテルまではまだ100km以上ありそうで、
かつ山道。街灯もないし、標高のせいか、バリでも寒くなってきた。
しかもずぶ濡れ。

背負っているザックもかなりぬれているが、
ユニクロのコンパクトな防水ヤッケのようなもの持ってたので
それを前面全開で背中だけは守るようにかけることで、
なんとか電子機器類が壊れるギリギリのしめりぐあいになっていて、
まだ、だめになったとは限らないくらいの状態。

心配していてもしょうがないので、雨宿り仲間と話を始めた。
言葉も通じないのに。。(FBのさっきのリンクにそれも写真があります。)

愛嬌のよい、10歳くらいの少年が少しだけ、何故かコミュニケーションとれて、
彼がいうには、毎日のようにこんな雨が降り、3時間ふる、そしてやむ。
というのだけど、にわかには信じがたい、集中豪雨だったし、
そもそも3時間待っていたら、もうこの状況で暗くなって、
どうにもならなくなる。

どこくらい休んだろう。おそらく40分くらい、そして豪雨の中、
走りを再開した。現地の人達は呆れてみていた。

そこからは、僕のバイク経験の中でも、おそらく一番厳しい経験だった。
日本で東北自動車道を台風の中走ったことあるが、
100km以上で台風の中を走るより、
このバリ島の豪雨の中の雨つぶが当たる方が痛いのだ。

一粒一粒がハチに刺された最初のようにちくりといたむ。

道路は川のように水が流れている。

ホテルまでたどり着けそうになかった。

そもそも、借りているバイクは、メーターも最初から動いてないから、
速度も距離もわからない。

たまらない心細さだった。

道も荒れているし、分かれ道もある。

でも人間というのは必死になると、
特殊な勘が働き出すようで、
何とかなってきた。

いつの間にか、下り坂になってきた。
峠を越したらしい。

段々畑やら、なんとものどかな景色もみえてきた。

雨も少し和らいできた。

と思ったら、また強くなってきた。

そんなことを繰り返しながら、標高が下がってくるのに
ともなって、いくらか暖かくなってきたような気もする。

そして、結局、あの少年のいったとおり、3時間後に雨はやんだのだ。

市街地にはいってきて、交通量もふえてきて、
僕はクタビーチのとなりのレギャンビーチにホテルがあるのだけど、
交通標識は、空港でも有名なデンパサールをひたすらめざしてきた。

それがデンパサールに近づいて、目標値設定を
変えなくてはいけなくなったらしい。

まともな地図もないし、道がまたわからない。

喫茶店のようなファーストフードのような店に
入って、女の子に道をきくと困惑している。

でも、おそらく10代後半から20代後半くらいの
女性店員が10人くらいいて、
このずぶ濡れで、ボロバイクの歳とった外人が
一生懸命質問していることに興味を持ってもらえたらしく、

中で少し英語を話せるこが、ある程度説明してくれた。

道は入り組んで、いるので、彼女がおおよそ示してくれた
方角を目指して、いくつもの道を勘で曲がり続けた。

そのうちに、標識にクタがでてきたので、それを目指した。

そうこうするうちに、信号待ちや渋滞で、止まった時に
となりのバイク乗りに、一生懸命きくと、結構親切に
教えてくれることに気がついた。

それを頼りに、なんとかクタに近づいてきた。

そこからもいろきろあったのだが、
交通量がさらに多くなり、
バリでも一番の繁華街が近づくと、
一方通行だらけで、ホテルの近くまで来てから
あたりを遠回りにぐるぐる回り続けた。

途中で疲れて、SkyGardenの前で休んだ。
バリで一番人気のあるクラブだかディスコのようなものだ。

この店の前が一番ひったくり犯罪も起きると聞いていた。

店に入れば、日本人は、スリやポン引きにも引っかかりるとも聞いていた。

ずぶ濡れの、ボロボロの僕に、そんなことをする奴は全くいない。

でも見ていると、日本人が狙われるのは想像がついた。
たまたま、金のある国から来ているというだけで、
平和ボケした顔で、現地の人の月収分くらいは
簡単に使って、スマホで自撮りして喜んでいる。

現地の多少でも不良性や自発性を持った人なら、
こんなやつらから強引に金を奪って何が悪いんだと
思っても全然不思議はない。

スカイガーデンの前には、僕が若い頃だったら
よだれの出そうな、セクシーな女性が、
それをさらに極限まで強調するような
現在風ボディコンシャスファッションで、
看板の横で、入店を誘っていたけど、

ずぶ濡れの僕には、目を合わさないようにしているみたいだった。

さて、もうそこは、さっきまで見てきた、素朴で、
温かいバリ島とは全くの別世界で、多くの
観光客はこのへんで時間を使っているらしい。

なんとかホテルに戻り、
着替えて、真っ先に行きたい場所があった。

バリ島のおふくろの味のレストランだ。
(FBのさっきのリンクにそれも写真があります。)

すぐにそこの店にいく。
でも看板もでてなくて、店の前をウロウロと何度も
通り過ぎてしまう。

でも誰に聞いても、喜んでその店の場所を教えてくれるという
愛されている店だ。

その店で食べながら、店員の女の子と話すと、
(英語も話せないこと共通語のないのにコミュニケーションしているこの不思議)

今日雨が降る前に通り過ぎた、バリ島の北海岸沿いでは一番大きな町の
出身だとわかった。

彼女は暇になると、全身から退屈なオーラをだしながら、街を眺めていた。

ママは、ジャワ島の出身で、バリ島の庶民はジャワ島行く時は
今日僕がみてきたフェリーで渡るそうだ。

それが一番安いんだろう。

たった5時間前に、豪雨の中、まともに前も見れずに、
異国の山の中、不安なままバイクで走っていたのが
もう嘘のようだった。

その日は、泥のように眠った。

愛しきツーリングの日だった。
僕はバリ島の残りの半周を自分の人生で走ることはあるのだろうか?
自分の意志次第なのにそれが僕にはわからないのだった。

今日走った距離はおそらく400km位のハズ。

バイクで走ると、全てのことが、鮮明で新鮮で、心に強く感じられて
一生心に残る。ずっと危険だからと封印していた自分がバカみたいだった。






水曜日, 3月 16, 2016

バイクは歳をとっても男に心に必須なんだ

自分が50過ぎて、今バイクにのったら危ないからやめておこう、
反射神経も鈍っているし、危険回避能力がどう考えてもかなり落ちているし、

とか無難な判断して乗ってないけど、駐車場でバイク乗り見つけると
話しかけて、すぐに、自分がバイク好きなことが相手に伝わって、

初対面のライダーと長時間話こんだり何回もしてます。


それでね。
GSX-S1000

ついつい調べてみたら、猛烈に、バイクのことをおもいだすようになりました。
まあすっかりひとり暮らしに戻って昔をおもいだしていることも
かなり影響あるようですが。

こんな、軽くて、パワーがあって、トルクもしたから出ていて、ポジションもちょうど良さそうで、
官能的に違いなさそうなバイクがあれば妄想を止められません。

隼HAYABUSA や ZZR1400 は もちろん文句なしに良いバイクですが、
ここまではもうそうひろがらりませんでした。

それは実際に道の上で、パワーを持て余して、ゆっくり走っている
隼やZZR1400を見たことがあって、

かつ、あの車重とポジションだと、自分の腕では思うようには振り回せないのが
ありありと ありありすぎるほど想像できてしまうからです。

もともと僕のバイクの経験は XL250Rパリダカ、XT250、 XLR250バハ
とオフロードバイクから始まっているから、一段と振り回せそうか、
というのが大切なんです。

例えば、前輪が石で思わぬ方向に飛ばされても、立て直せるかとか。

隼やZZR1400だと間違いなく転ぶでしょう。

オフロードバイクなら、今の自分でもなんとかなるかな。

そして、GSX-S1000 これはなんとかなるかもと思わせるところあります。

そしてバイクの妄想にふけるだけで、エロい妄想より元気になれるのだから、
男に、いや、自分に、いや、自分の中の男の部分に バイクは必要だと
わかるのでした。

ところで

投資家列伝 ブログは今もそこそこ書いてます。